2022年12月オープン、天然温泉に無料朝食が魅力の新築ホテル
2023年のお正月は、念願の四国ひとり旅。
全4泊5日の日程で、最初の2泊は宇和島のスーパーホテル宇和島天然温泉に宿泊しました。
JR宇和島駅から徒歩3分、2022年12月8日に新築オープンしたばかりの新しいホテルで、宇和島市内唯一の天然温泉「渓流滑床の湯」が魅力です。
また、チェックイン後は無料のウェルカムドリンクサービス、朝は無料の朝食サービスがあり、ビジネスホテルとしては破格のサービスです。
老舗のホテルが多い宇和島エリアに、新しくオープンした実力はいかに…!?
元旦の宇和島市へ、駅から徒歩3分の好立地
宇和島駅へ到着したのは、元旦の夜。
近くのスーパーFUJIで買い物をして、21時頃にホテルへチェックインしました。
駅からホテルまでは徒歩3分ほどで、目の前にはローソンがあります。
商店がたくさん並ぶアーケード街・宇和島きさいやロードまで徒歩数分。ホテルのすぐ隣にある郷土料理の老舗「ほづみ亭」を始め、周辺には飲食店がたくさんあります。
また宇和島城・和霊神社などの観光地へも徒歩圏内なので、観光・ショッピングには好立地です。
【館内】新築ピカピカの館内、アメニティは必要最小限
館内は新築らしく、ピカピカ。玄関にはセキュリティがあり、深夜帯はロックされるようです。
受付のお兄さんも対応がよく、スムーズに受付を済ませて部屋へ。
エレベーター前に、アメニティのバイキングがあります。
お茶にカミソリに歯ブラシ。その他、女性限定で1泊あたり5品のアメニティが用意されています。
そしてスーパーホテルの特徴でもある、枕バイキング。
素材や高さなどが異なる、8種類の中から自由に選び放題です。私は低反発枕をチョイス。
ガウンは部屋にも用意されていますが、追加が必要な場合はここから持ち出せます。
【17:00~20:00】嬉しい無料のウェルカムバー
エレベーターの反対側に、朝食エリアがあります。
ここは17:00~20:00まで限定で、ウェルカムバーとして開放されています。
サワーにジントニックにウイスキー…。焼酎やカクテル用の割り物も用意されています。
一時期大ブームだった翠ジンもあります。また、食べ物の持ち込みも自由。なんと太っ腹な…!
アルコール以外にも、コーヒーやお茶も用意されています。
いい感じに照明が落としてあって、大人っぽいムーディな雰囲気でした。
【部屋4.5】ひとり旅には充分、睡眠に重点を置いた寝具
部屋は9階でした。ピカピカの廊下には絨毯が敷き詰められてあり、足音も気になりません。
さて、こちらがお部屋です。泊まったのは禁煙のシングルタイプ。
決して広くはありませんが、必要なものがコンパクトに揃っていて、一人旅には申し分ないです。
壁には大型のテレビ。こちらのテレビ画面で館内の大浴場・朝食会場の混雑具合が確認できるので、とても便利でした。
コンセントは、机に2口あるほか、枕元や玄関にもあります。
長期旅行者には嬉しい、嬉しい脱臭スプレーもあります。
また、部屋の天井には備長炭約4~6倍の湿度調整力がある珪藻土(けいそうど)を使用。
エアコンの効きも良く、空調に関しては満点でした。
スーパーホテル系列は殊のほか「睡眠」に重点を置いていて、遮音性に優れた壁・ドアを採用しています。
お正月なので部屋は全て満室。宿泊客も多かったのですが、他の部屋の物音はほとんど聞こえず。
睡眠に関しては本当にストレスフリーでした。
口当たりの良い健康イオン水
浴室は、一般的なユニットバスです。
気になるシャワーの水圧は満点。浴槽の水はけも良かったです。
特筆なのは、蛇口から出る水に健康イオン水を使用していること。
健康維持やリラクゼーション効果があるということで、さっそく飲んでみましたがまろやかな口当たりが美味しいお水でした。
シャンプー類はホテルオリジナルのものでしたが、使ってみた感じけっこう良かったです。
一点マイナスなのは、ハンドソープがなかったこと。コロナ渦にオープンしたホテルなのに、なぜ!?…と思いましたね(^^;)笑
そのほか、気になるWi-Fi感度ですが、満室だったにも関わらず快適に接続・通信できました。動画の視聴も問題なしです。
また小さなソファーや冷蔵庫もあり、テレワークや長期滞在にも快適な作りです。
【温泉4.0】宇和島唯一の天然温泉を堪能
さて、このホテル最大の売りはなんと言っても宇和島唯一の天然温泉・渓流滑床の湯でしょう。
男女別の大浴場で、15:00のチェックインから翌9:00まで夜通し入浴可能。
ちなみに、この辺では温泉が湧出しないらしく、わざわざ隣の松野町から運んでいるそうです。
部屋には、浴場へ行くためのバスタオル・着替えなどを入れられるバッグがあります。
一般的なホテル・旅館だとタオルとか下着とか手に持って移動するんですが、あれって結構嫌なんですよね(笑)
なので本当に助かります。なお、お持ち帰りはできません。
温泉は2階なので、エレベーターで移動します。
館内にエレベーターは1基しかないのですが、移動速度が速いのか待たされることはほぼありませんでした。
エレベーターを降りて左に進むと、大浴場です。
浴槽は小さめで、5~6人も入ればギュウギュウでしょう。
こういう時、予め部屋のテレビで大浴場の混雑状況が確認できるので、とても便利です。
引用元: https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/184525/gallery.html#category00000002
泉質は無色透明の低張性弱アルカリ性冷鉱泉。美肌効果のほか疲労回復にも効果があり、旅で疲れた体には極楽。
お湯に浸かると、肌にジワーッと温泉成分が染み込んできて、あっという間に体が温まります。
お正月から温泉に疲れて、こんなに幸せなことはないです。思わず長風呂してしまいました(笑)
引用元: https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/184525/gallery.html#category00000002
ところで大浴場内にはリラクゼーション系のBGMが流れていて、これが雰囲気抜群。
浴場内の照明や装飾とマッチしていて、かなり考えて設計されていることが伺えます。
【朝食1.0】ド混雑で2日連続で食べられず…
翌朝、快適な睡眠から目を覚ますと、部屋の窓からは宇和島の市街が一望できました。
さてスーパーホテルと言えば、無料の朝食が魅力です。
昨夜ウェルカムバーだったスペースで、平日・祝日は6:30~8:30・土日は6:30~9:00までバイキング形式でいただけます。
引用元: https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/184525/gallery.html#category00000004
事前の口コミだと、メニューも豊富で味の評判も良かったので、とても楽しみにしていたのですが…。
大 混 雑 。
朝食会場には行列ができていて、会場内に収まりきらずフロント前まで並んでいました。
5分ほど並んでいましたが、全く回転しないので諦めて撤収。
申し訳ないんですけど、これってどうよ、と思いました。
第一、コロナ渦なのにあそこまで密の環境で、朝食を食べようとは思いません。
衛生的に厳しいのかもですが、部屋への持込が可能だったりすれば混雑緩和にも感染症対策にもなると思うのですが…。
もっとも、この日がオープン後始めての繁忙日だったと思うので、今後は改善していくだろうと思います。
ちなみに翌日も同じような状況だったので、朝食会場を尻目にホテル前のローソンへと駆け込むのでした……。
【オススメ度4.0】やや課題ありも、宇和島宿泊ならファーストチョイス
元旦からの2泊3日で税込み12,000円。駅から歩いてすぐで、周辺には飲食店やスーパーがあります。
市内唯一の天然温泉が極楽なのはもちろん、睡眠に重きを置いた部屋の設計やサービスが予想以上に快適で、普段旅先ではあまり眠れない私でもたっぷり熟睡できました。
比較的老舗ホテルが多い宇和島エリアにオープンしたばかりのホテルですが、あらゆる点でお値段以上の満足度が得られました。
朝食が食べられなかった点だけはかなり心残りですが、今後の営業経験ですぐに改善するのではと思います。
風光明媚で食べ物もおいしく、牛鬼祭りや闘牛などの伝統文化を大切にする宇和島。
次に訪れる時も、きっとこのホテルがファーストチョイスになるでしょう。