【ANA626便】羽田空港へ北ルートで進入 東京を空から眺める ~鹿児島ひとり旅⑨

羽田空港へ北ルートで進入、東京の街並みを空から眺める

 

前回は妙見温泉周辺の不思議スポットをぶらぶらしました。

 

午後の妙見路線バスで鹿児島空港へ。離陸までまだまだ時間があったので、西郷公園スカイラウンジ菜の花で一休み。

 

 

羽田への着陸は、風向きの関係で北ルートからの進入になり、夕日に照らされた東京の美しい街並みを空から眺めました。

 

9回に渡ってお送りした鹿児島ひとり旅、ラストです!!

 

 

妙見路線バスで鹿児島空港へ

妙見温泉の安楽橋停を出たのが12:49。

 

のんびりした温泉街ともお別れ。ちょっと寂しいです。

 


平日の昼間なのもあって、乗客は私だけ。途中の乗降もありませんでした。

 

バスは山間の道を進みます。途中、ラムネ温泉や嘉例川駅にも停車します。

 

 

鹿児島空港へは20分ほどで到着。離陸までまだまだ時間があるので、空港のすぐそばにある西郷公園へ向かいます。

 

 

「水曜どうでしょう」の聖地・西郷公園

 

空港から5分ほどの距離にあるのが、西郷公園。

 

有名な西郷隆盛銅像があって、お土産屋さんやカフェなども併設している公園です。

 

 

入場無料。塀沿いには西郷さんの生い立ちを紹介するパネルが。

 

今まで知らなかったのですが、肖像画にも何種類かあったのですね。

 

 

さて、この公園最大の名物である西郷隆盛銅像は、こちら。

 

腕を組んだ姿が、凛々しい!!

 


ちなみにこの銅像、どこかで見覚えある方はいませんか…?

 

もう少し引いてみます。

 

 

ピンと来た人もいるはず。そう、大泉洋さんが出演する人気バラエティ番組・水曜どうでしょうのロケ地なのです!

 

「列島対決」という早食い企画の最終決戦で、藤村Dと鈴井貴之さんが鹿児島名物・白熊の早食い競争をした場所が、ここです。

 

 

番組では銅像の前のベンチで対決していましたが、現在は撤去されてしまいました。

 

また銅像の周りには池があって、藤村Dの勝利直後に噴水が上がっていましたが、こちらも現在は埋め立てられてしまっています。

 

 

大泉さんの「西郷さんの粋な計らいです」っていうセリフが、印象的でしたね(^^;)

 

この銅像は、実在の人物像では日本最大の高さ10.5mを誇り、重さは30トンにもなるそうです。

 

◆西郷公園:アクセス情報◆ 【住所】鹿児島県霧島市溝辺町麓856-1
【営業時間】8:30~17:30・年中無休
【アクセス】鹿児島空港から徒歩5分。駐車場あり

 

 

 

ANA626便で羽田空港へ

スカイラウンジ菜の花

鹿児島空港へ戻ります。離陸まで時間があるので、スカイラウンジ菜の花へ。

 

途中には、鹿児島各地の名産物が買える自動販売機がありました。

 

 

このラウンジは、ゴールドカード会員であれば無料で入場可能です。

 

ピシっとしたスタッフさんの受付を済ませて、いざ中へ。

 

 

ドリンクサービス。ソフトドリンクやコーヒーが無料なのはもちろん、鹿児島らしく焼酎の試飲が1杯無料でできます。

 

ただ、このときは蛇口の調子が悪かったのか、ほとんど飲めず…。残念です(>_<)

 

 

座席は、カウンター席や半個室席などがたくさんあり、高級感溢れる落ち着いた空間です。

 

 

途中、子供連れのママさんが入場してきたのですが、その子供がラウンジ内を走り回るわ、大声で騒ぐわ、挙句はギャー泣きするわで大迷惑でした…。

 

見かねたスタッフさんが、「泣き止むまで外に出ていただけますか?」と怖い顔で(?)注意して一時退場させていましたが、そもそも静けさが取り柄のラウンジに子供を連れ込む親って……ねぇ。

 

公共の場所では、お互いマナーを守らないといけないな、と自戒を込めて思うのでした。

 

1時間ほど滞在して、保安検査場へ。

 

 

 

北周りルートで都心部を飛ぶ

さて、飛行機は若干遅延しながらも無事に離陸しました。

 

搭乗率は8割~9割ほど。コロナ渦とはいえ、徐々に乗客も戻ってきた感じです。

 

 

離陸後しばらくは霧島山脈上空を飛行します。

 

昨日泊まった妙見温泉は、あの辺かな…なんて考えていました。

 

 

やがて九州東岸を過ぎて、四国南岸を通過します。

 

あれは青島神社かな?室戸岬かな?

なんて窓に張り付いていると、あっという間に時間が経過していきます。

 

 

東京上空で、綺麗な夕日が撮れました。

 

この日は羽田空港上空の気流が悪く、急遽北周りルートでの進入に変更

 

若干到着までの時間が延びるものの、「都心上空の景色をお楽しみください」という機長の言葉に、期待が持てます。

 

 

やがて荒川上空へ。この辺で降ろしてくれれば楽に帰れるのですが、そうもいきません(笑)

 

 

東京スカイツリーと東京ドームが見えてきました。

 

機体左側の座席に座っている人が、一斉にシャッターを切ります。もちろん私もその一人(^^;)

 

 

ほどなくレインボーブリッジが見えてきました。

 

そしてガントリークレーン群を過ぎて、、、

 

 

無事に着陸です。

 

相変わらず飛行機は苦手ですが、予想外の都心遊覧ルートで思いのほか楽しめました。

 

 

無事に帰ってきた…夕日が眩しい…。

 

 

 

【おわりに】歴史と自然に包まれた、西郷どんの故郷

 

9回に渡ってお送りしてきた鹿児島旅行記も、これで最終回。

 

今回の旅で強く感じたのは、鹿児島の人たちの強い郷土愛でした。

 

 

鹿児島市内では、西南戦争の銃弾跡をはじめ、大半が寄付によって再建された鹿児島城城門・薩摩3士の銅像などが、現代的な風景の中に自然と溶け込んでいました。

 

 

知覧武家屋敷は、地元の方々によって大切に景観保存が行われていて、嘉例川駅はボランティアさんによって清掃・維持が行われています。

 

 

こういった、郷里の歴史をを愛する人たちの努力が積み上げられて、歴史ある史跡が現代に継承されいているのです。

 

 

――西郷公園の銅像は、ちょうど空港の方向を向いて建っています。

 

まるで、空港に降り立った人々に、「よく来たな」と言っているようです。

 

その顔はとても優しく、薩摩人としての誇りに満ちていました。